2021-01-01から1年間の記事一覧

そして、バトンは渡された 感想

永野芽郁と石原さとみ目当てで見に行った。結論、面白くなかった。なぜ、作品に没頭できなかったのか分析してみた。 ①登場人物=映画の装置?例えば、永野芽郁演じる優子に最初意地悪していた高校の同級生2人は、なぜ意地悪していたのか、そして、なぜ急に優…

(500)日のサマー 考察

神作、こういう映画大好き。見終わったあと気持ちよくなる爽快感がある。みたきっかけはyesmanででてきたズーイー・デシャネルがめちゃくちゃかわいったから。ありがとうデシャネル。あなたの美しさに惹かれなかったらこの映画をもう一度見ようとは思わなか…

マスク 考察

ジムキャリーファンとして本作をみた。彼が主演した映画をみるのは今月で「yesマン」「トゥルーマンショー」「エターナルサンシャイン」に続いて4作目だ。コメディーなので見ていて飽きず、最後まで比較的面白く見ることができる。さらに、話の展開がテーマ…

フリー・ガイ 考察と感想

ゲームが完全に社会に一般的に受け入れられたため映画、漫画やアニメのなかでNPC(Non Player Character)が登場することもさほど珍しくない。 思いつく限りで挙げると「ジュマンジ(案内役のガイド)」「ハンターハンター(グリードアイランド編)」「エンジ…

グリーンブック 感想

2019年アカデミー賞作品賞受賞作。アカデミー賞の名はだてじゃない。素晴らしかった。ラストシーンでドンがトニーの家に来るところで本当に号泣した。絶対二回目みる。本作は、①黒人差別を問題提起する作品でもり、②自分が何者かを見失ったときに希望を見出…

yesマン 感想

めちゃおもしろかった。ほとんどの場面がギャグテイストで進行していくため、余裕で最後まで飽きずに見られる。そして、ギャグテイストなのに、本作で描かれるテーマはかなり人生の哲学を揺さぶるものがあり深い。 本作は主人公カールの内面の成長物語で、生…

キャラクター

おもしろかった。サイコスリラーというジャンルをメタ的に捉えていたり、題名「キャラクター」の意味が深く作品に関わってくるなど、ただのスプラッタ映画ではない。映画ファンをうならせる良作なのではないか。 1映画におけるサイコスリラーというジャンル…

ソウル・ステーション パンデミック

本作は「新感染ファイナルエクスプレス」に繋がる物語である。ただのゾンビ映画ではなく「パラサイト―半地下の家族―」同様に、現在の韓国の問題点を浮き彫りにしており、社会風刺を含む作品である。 本作で描かれるのは「家がない者たちの復讐」である。ここ…

マレフィセント 感想

マレフィセント感想 眠れる森の美女を題材としている(ちなみに白雪姫と眠れる森の美女を真実の愛によって、少女が目覚める点は共通しているが、全くの別作品である)。 本作のポイントは2つある。1つは眠れる森の美女が本来語られなかったマレフィセント…

タイタニック 感想

すごく大好きな映画の一つ。ラストは切なくてとても素敵。 本作のテーマは一つ「極限状態に陥った人はどういう死に方/行動を選択するか」ということだ。 死の間際になって色々な行動をする人々が描写される。以下にざっとあげる。・子どもを助けるジャックと…

かぐや姫の物語

宮崎作品のような派手さはないが、高畑勲監督らしい丁寧に人物の心情を描く良作である。 印象に残るのは無理難題を求められる貴族らとかぐや姫のやり取りである。貴族と会う前にかぐや姫は教育係におはぐろをぬることを強制され、その流れで姫は「それでは笑…

プラダを着た悪魔 感想

ストーリーは確かに平凡。新卒の女の子がファッション業界の雑誌社で働く話。だがおもしろい。サクセスストーリーというかアン・ハサウェイ演じるアンディの成長ストーリーである。 アンディは元々ファッション誌には興味がなく、ジャーナリストになりたかっ…

花束みたいな恋をした 考察

個人的には邦画史上最高の映画。 結末を知っていたが、映画館に見に行った。最後二人は結ばれないことがわかっている展開がすきだから(ララランドやローマの休日)期待して行った。期待したら面白くなくなるのが定説なのにおもしろかった。完全に好み。最高…

シンエヴァンゲリオン 感想

面白かった。本当にこれで終わったんだなと感じ。そしてシンジ。大人になったなあ(号泣)。 自分では背負いきれない絶望を味わい再起不能になったシンジ。村で出会ったのはかつての大人になったクラスメイトたち。シンジはいやでもそこで精神的にも立場的に…